京屋 豆腐店

2011 年 11 月 3 日

『京屋さん、あそこの豆腐は美味しかったよ!
  リアカーで売り歩いていたよ』
古くから喜多方を知っている方は、みなさんこう言います。

つきとおひさまの建物は、元豆腐店の古民家を改装しました。
土間があって、井戸があって、油揚げを揚げていたであろう横の壁は黒い染みがあり
豆腐の重しにするレールが天井にドンっと私たちを見下ろし
「京屋」と書かれた看板、かわいい小窓あって・・・

『豆腐ください』
今にも豆腐屋の風景がよみがえる小道具がここにはたくさんあります。

喜多方の美味しい水で作ったお豆腐、食べたかったね~っと旦那とよく話しています。

そんなある日
京屋 豆腐店の店主だったおばあちゃんが、喜多方に住んでいるということを
喜多方観光案内人の得さんに聞きました。

とても嬉しくて、体が震えました!
この建物に導かれたルーツを知れるという興奮、
本当はどれぐらい前に建てられたものなのか
豆腐屋のこと、この界隈の活気のあったころの話や昔ばなし

そして、少し変わってしまったこの建物だけど
古くて、しっかりしたものは残して改装したので
見に来てくれたらどんな顔をするのだろう・・・
そんな想像を膨らましながら、ニヤニヤしております!

ちなみに
喜多方観光案内人 得さんとは
喜多方のありとあらゆることを知っている喜多方案内スペシャリスト
この物知りさ、いつも学ばさせていただいております。
喜多方の今を知りたいならこのBlog 喜多方を愛してますね、得さん
私も負けずに愛していきます。

猫のまち

2011 年 10 月 31 日

路地裏
空き地
ブロック塀
プランターのなか  
陽だまりを求めて猫が集う
温かさが欲しくて くっつく猫だるま

蔵とラーメンと猫のまち喜多方

想ふ料理

2011 年 10 月 30 日

10/27(木)のおもてなしご飯は中華料理!
生姜やネギ油、干し海老、ホタテ、点心に麻婆
食欲をそそる香りがお店いっぱいに広がっていた。

私が中華といって思い出すのは
下北沢にある中華料理屋
キッチンから香辛料のいい匂いと中華包丁のサクサクした音
日本語が上手で、いろんなことをおしえてくれた中国人の田さん
水餃子と自家製ラー油を使ったメニューが絶品だった!
田さんに会いにいくのがいつも楽しみだったな~

記憶をたどりながら、想い出して微笑んで
ひとを想ふ料理…想いが味になる

足を運んでいただいたお客様
ご来店ありがとうございました。

台湾、ベトナム、タイ

2011 年 10 月 24 日

私はアジアン料理が一番好きなジャンル
先週のおもてなしごはんは、漆の器でアジアン料理をつくりました。

20代の頃、アジアの国々に魅かれて旅をしました。
屋台や市場の熱気、おしゃれな女の子、お酒が好きで
ゆるくて、自由で、その日をめいっぱい生きている人々
私にはそんな風に映ったアジア・・・

パクチー、ナンプラー、コブみかんの葉、レモングラス
クセのある香りで、苦手な方も多いのですが
料理してるときにツーンと香る匂いが
異国アジアに誘われているような、そんな気分になるのです。
これからも、ずっとアジア料理を作っていきたいな。

※お詫び
おもてなしごはんのご予約、すべて満席となってしまいました。
会期中はおやつset 朝茶set、のみもののご用意ございます。
展示期間 10月1日(土)〜11月23日(水)
10時〜15時  店休日 日曜日 ・月曜日

お菓子 こととい

2011 年 10 月 21 日

『小さくてささやかなお菓子教室 こととい
さくっとして香ばしい、バターやナッツのいい匂い、可愛くて誰かにあげたくなるお菓子
このお菓子に出会った人はみんな微笑み、幸せな表情になるのです。

会津若松市でお菓子教室を主宰している、ことといさんこと福島由子さんは
渡仏して菓子修行、東京で製菓、製パンの技術を学び
地元、会津でお菓子教室を始めたのです。
それはそれはおいしいお菓子を作る彼女の人柄も、お菓子に負けずステキ!

はじめてゆっくりお話しをしたときは、
とても楽しくて、アトリエに長居した上にたくさんのお菓子とおいしいお茶をいただきました。

同世代、東京からUターン、同じ会社で働いていたという、共通点もあり
店に対する気持ちや価値観、好きなもののアンテナが一緒の人と
お話しすることが、すごく久しぶりだったので・・・とても嬉しい幸せなひとときでした。
会津でのご縁を大事に
今後も、一緒に楽しいことをしていけたらいいなと思っています。

今回、漆の芸術祭期間中のおやつは、ことといさんにお願いしました。
丁寧に作られた美味しいお菓子をお出しするのは、とても緊張します。
お菓子に合う飲み物も、丁寧に美味しく・・・

ことといさんの幸せお菓子是非、食べにいらしてください♪
10時~15時   店休日 日曜日 月曜日 
 

福島の底力

2011 年 10 月 17 日

お店がプレオープンして、2週間が経ちました。
漆の器でおもてなしごはんも、朝茶も展示観覧のお客様も
たくさんの方々に来ていただき、嬉しい限りです。感謝!

そしてなんと!!!
先週、ふくしまスーパーJチャンネルの取材を受けました!
お店のことだけではなく、私たち夫婦のことも。
私はUターン、旦那はIターン 
震災後すぐに福島に移住した理由、店作りの様子や会津で魅了されたもの
つきとおひさまのことなどなど・・・
緊張しながらも、自分のことや店に対する気持ちが整理され
良い経験をさせていただきました。
福島放送の方々
私たちを探していただき、取材していただきありがとうございました。

放送の詳細は
KFB福島放送 5ch
10月20日(木) 18時30分前後
特集「福島の底力」

良かったら見てくださいませ。

幻家

2011 年 10 月 14 日

お店の和室の場所に、これほどぴったりな作品はないと思う。

もともとある、私たち夫婦が作った空間は
白い漆喰の壁、古びた木箱、こおり、スプリング部品ひとつふたつ

その空間に、透き通った幻想的な家。ひとつどころか、多数の家が賑やかに飾られ、
暮らしの中にとけこんだその家々は懐かしくも感じてしまいます。
温かいようで、いつか消えてなくなってしまうかも・・・と
悲しさと儚さも物語っているようです。

庭のオブジェも馴染んでいて、そこにいることが当たり前のよう・・・

アーティスト 金子清美さんと初めてお会いしたときの第一印象は
穏やかで安らぎと温かさがとても心地いいお方
そう、食堂つきとおひさまが良く似合う、古民家のこの場所で
お会いできたことがとても幸せに思ってます。

この作品は見方によって、いろんな表情をしています。
つきも静かに見下ろしています。

展示期間
10月1日~11月23日
10時~15時  日曜日 月曜日休み

4組の漆職人

2011 年 10 月 12 日

会津は伝統工芸として漆器が数多く作られています。
食堂つきとおひさまでのおもてなしごはんの器は
4組の漆の職人の器を使わせていただいています。

こんなに漆器に触れることは今までなかったと思います。
色合い、手触り、質感はいろいろですが
漆器の存在感は、料理を何倍も美味しくしてくれます。
器の魅力を最大限に生かすため、料理にも力が入りますよ〜!

今後のおもてなしごはんのメニューは
10月13日(木)和食なランチ
       22日(土)アジアンなランチ
       27日(木)中華なランチ
11月05日(土)洋食なランチ
       10日(木)carryなランチ
       12日(土)イタリアンなランチ

漆器でジャンルフリーなメニューでおもてなしいたします。

私の新たな挑戦でもありますので、ワクワクしています!
ご予約お待ちしております♪

みのりの秋

2011 年 10 月 9 日

私の生まれは福島県会津地方
北塩原村の大塩という集落の上川前という部落
喜多方から車で20分の山をひとつ越えて、もう一山越える中腹辺り
実家は水道屋でありながら、
米、蕎麦、いろんな野菜を作るパワフル兼業農家!
86歳のおじいおばあが今だ現役!今日は蕎麦刈りに出かけてた。

今年は会津に戻って来たので、久しぶりに稲刈りを手伝って来ました。
水が美味しいところはお米がすこぶる美味ってことで
新米いただきました!
艶っとふっくらもっちり嬉しくなる美味しさです!

漆の芸術祭、期日限定おもてなしごはん
新米が登場してます!ご予約はこちら

朝茶

2011 年 10 月 7 日

朝茶を飲むとその日の災難をのがれる・・・

「朝茶(あさじゃ)を飲んできた」という訛りが、「朝から大蛇(あさじゃ)を飲んできた 」と勘違いし、兄弟が難を逃れたという民話。
この昔話からイマジネーションを展開させ、立体と絵画を構成し、漆と木地器をつかった作品が展示されております。

食堂つきとおひさまでの展示中は古川弓子さんと三浦圭一(伝統工芸士・丸物木地)
コラボ作品の漆の器で、朝茶setがお楽しみいただけます。

古川弓子さんは、ニューヨーク在住のアーティスト
準備期間のとき、たくさんの瓦を使っての作品づくりを見させていただき
かっこいいな~しかも大蛇の作品って!
どんなものがここに展示されるんだろうと、わくわくしてました。
古川さん自身もパワフルでステキな女性
お会いできて、いろんなお話ができて幸せなひとときでした。

私は古川さんの作品のイメージ図↑がとてもお気に入りです。
そして、お店の正面に立って見てください。
会津民話『朝茶』が愉快に描かれています♪

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