11月、22歳の女の子が手がけた『はじめての文房具展』は
大盛況の中、無事に閉幕してしまいました。
文房具に囲まれた日々は私にとっても
お客様との接点を近しくしてくれるものでした。
暮らしに必要不可欠なアイテムなんだと心から感じ、
それが、ステキなデザインだったりおかしなものだったり、
はじめて目にするものだったり
ワクワク楽しげに見つめるお客様の表情はとても印象的で忘れられません。
今回、文房具の企画を担当した彼女からの言葉を掲載いたします。
彼女の今後の活動に期待し、喜多方に、居心地の良いステキなモノを
いつか作りあげてくれることを願いつつ、
喜多方のあかるい先の未来を、一緒に夢みたいと思います。
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文房具11月30日。はじめての文房具展が無事に幕を閉じました。
文房具展にお越しの方々や、開催を知っていたという方から、うれしいお言葉をたくさん頂戴し、こころから「はじめての文房具展をやってよかった」と実感しています。本当にありがとうございます。
なかなかお店に立つことが出来なかったことが悔やまれますが、お店に顔を出す度に、旅立って行った文房具たちのすがたを思い浮かべては「ああ、あの子はどんな人の元へ旅立って、これからどんな風に役に立つんだろう」なんてことばかりが頭に浮かべていました。自分自身が実際に使っていいものだと感じたものや納得のゆくものを選んでよかった、と改めて感じています。
15日に開催した、消しゴムはんこを彫ってオリジナルのエコバッグをつくるワークショップは、わたしの心配をよそにたくさんの方にご参加いただきました。はじめての消しゴムはんこ作りに苦戦している様子だったものの、最後は達成感にみちた表情で「できた!」「かわいい!」という参加者のみなさまの言葉を直に耳にするというのは、本当に心が踊るものです。つきとおひさまのおいしいチーズケーキと一緒にお楽しみ頂きました。
文房具や紙雑貨、ひとつひとつ、どれをとっても思いが溢れてきます。デザインされたもの、品質が保証されたもの、長く愛されてきたものだから、すこし値段が高いかもしれない。だけど、ほんとうに良いもの、デザインが素敵なものが、すこしずつ喜多方に馴染んでいく、そんなきっかけの一つになれたらいいなと思っています。
それから、「はじめての文房具展」をきっかけに喜多方や食堂つきとおひさまに訪れてくださった方がいらっしゃったということも、わたしにとって大きな力となりました。文房具展を通じて新たな出会いに恵まれたことも私にとっておおきな財産です。
最後に、いつか、このまちが楽しくて、訪れたくて、帰ってきたい。そんな風に思える場所が作れればいいな、そんなきっかけになる人になりたいと思います。みなさま、文房具展はお楽しみいただけたでしょうか?またお会いできる日を夢見て。
はじめての文房具展 田中 保奈美 2014年12月吉日
(開催にあたり、ご協力頂いたみなさま、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。)