おすすめの調味料まとめ

2015 年 3 月 8 日

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2月はびっくりするほど、あっという間に過ぎ去っていきました…あわわ。

2月に開催された「わたしの調味料、あの人のひと振り 展」は
大雪の中、極寒の中、たくさんのお客様に来ていただき、美味しくってステキな、
料理のお助け調味料を楽しんでいただけたようで、ありがとうございます。
後半は品薄状態ですみませんでした…
お家ごはんの楽しみが増えて、お気に入りの調味料をキッチンにストックする喜びを
味わっていただければ、嬉しいです。

大人気だった、「エジプト塩」はつきとおひさまで定番商品となりましたので
気になる〜って方は、是非お買い求めくださいませ。
下記、「あの人のひと振り」に参加いただいた12人のおすすめの調味料を
ご紹介いたします。気になるものがあったら、ポチッとご自宅へ〜♪

ご協力いただいたみなさま、味噌のワークショップの講師をしていただいた井上さん
ありがとうございました。

■神楽坂「jokogumo」店主のおすすめ

エジプト塩ーたかはしよしこ(東京)

料理家たかはしよしこさん考案の
最後にぱらりとひと振りするだけで立派なメニューになってしまう魔法みたいな調味料!
お野菜はもちろん、お魚にも、お肉にも。いつものメニューがエキゾチックに変身です。
合わないものはない!というくらい何とでも合うので
どんな使い方をしてみたか、お客様と報告会になることもしばしば。
ハンバークのたねに忍ばせたり、トマトソースの隠し味にしたり、
夏は冷奴にぱらり、冬はお鍋にぱらり。とにかく頼りになります。

柿酢 ー 井上養蜂園(香川)

原材料は「富有柿」ただそれだけ。
もともと栄養価の高い柿から出来たお酢だから、身体にいいことはもちろんですが
やわらかな酸味とほんのりとした甘さがとっても美味しく、気に入って常備しています。
オリーブオイルと合わせてドレッシングに、
塩もみしたお野菜にささっとかけたり、炭酸水で割って飲むことも。
「作るんがもうえろうて(大変で)やめようかやめようか思うんやけど、美味しい言うてくれたらやめれんでな。」さぬき弁のあたたかなご夫婦の手作りということも、これを好きな理由のひとつです。

■鎌倉在住 フードコーディネーター佐藤さんのおすすめ

◯SPICE MIX “T” ー アナン株式会社(鎌倉)
カラダを温める効果も高いスパイスは、日常的に使っていますが、中でもこのスパイスは、ホールスパイスを使ったカレーの最後のひと振りに、肉、魚、野菜料理、和えものにも一段高い味にしてくれます。また、チャイスパイスとしても使えます。

味南蛮ー 野中玄米みそ生産グループ(山形県新庄市)
山形に移住した友人の料理人からいただいのがきっかけで、はまりました。ぽ
辛いなめ味噌ですが、麹のうま味が引き立つ、外にはない辛味噌です。
そのままお野菜に、お鍋、炒めもの、麺類、煮物、エスニック料理などなど、使い勝手が幅広い、正に調味料なのです。

■福島市 「空café」店主のおすすめ

◯玄米塩麹 ー空café(福島市)
麹菌には老化の要因となる活性酸素を
体内で中和するはたらきがあり、
また麹にはアミノ酸の一種「GABA」が発生するため、
神経を鎮静する作用があるそうです。
さらに、ビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群による
疲労回復効果、乳酸菌による整腸作用など、
女性にとってはうれしい美容効果が満載
体にも良いので塩の代わりにすすんで取り入れて使ってください
まろやかなコクもでてスープの隠し味にもオススメです

◯バジルソース ー 空café(福島市)
自家農園のバジルを使っています
茎の部分は使わずやわらかい葉の部分だけをつかい丁寧につくっています
調味してあるのでそしておままお使いいただけます
パスタの仕上げ、ピザ、トースト、ポテトサラダなどにどうぞ

■いわき 布作家「omoto」のおすすめ

梅醤ー龍神梅(和歌山)
梅醤は自分の作るのが一番ですが、なかなかそうはいかない旅先などでこういう感じで携帯出来る物があると便利です。色んなメーカーさんから出ていますがこちらはもともと美味しい梅干を作る会社でしたのでこれはいいかもと思って試したのがきっかけでした。今では旅に出るときの必須アイテムです。外食が続いて胸焼けがする時やちょっとした不調の時に。
もちろん、調味料としても。

柚子こしょうーくしの農園(和歌山)
柚子胡椒はすごくシンプルな材料で出来ているのに作る人によって本当に愕然と味が違います。その中でもこれは特に辛さが強くほんのちょっと使うだけでいい味を出してくれます。

■吉祥寺「maruto」店主のおすすめ

ゲランドの塩ーフランス ブルターニュより
後味にやわらかい甘みもあるので、お菓子の味の引き締めやアクセントに◎
焼き菓子に使うと最後にふわっと塩の味が残り、また食べたくなる味に仕上がります。
maruto定番の焼き菓子、チーズキューブとキャラメルショートブレッドは
このゲランドの塩がおいしさを引き出すポイントです。

◯くるみ味噌ディップーChipakoya(東京)
そのまま野菜などにつけたり、炒め物に使うのはもちろん、
ビネガーとオイルなどでのばして「くるみ味噌ドレッシング」(温野菜サラダに)、
米酢でのばして「くるみ酢味噌和え」(蓮根や牛蒡に)、
マヨネーズと合わせて「くるみ味噌マヨディップ」、などなど。
chipakoyaさんでは季節に合わせて梅や柑橘類の入ったくるみ味噌ディップも作っているそうですが、今回はシンプルなくるみ味噌をお願いしました。
いろんな変化が楽しめる万能調味料です。

■会津若松 お菓子教室「こととい」のおすすめ

◯はちみつー大沼養蜂(山形)
カステラやスポンジケーキに使用すると色良く
香り良く仕上がります。私のお菓子教室では
フロランタンという焼き菓子に栗のハチミツを使用し
香ばしさを出していきます。スコーンや食パンに塗って食べてもおいしいです。

プラリネペーストーイル・プル・シュル・ラ・セーヌ(東京)
プラリネペーストとはキャラメルにナッツを入れて絡め、業務用圧縮ローラーで
ペーストにしたものです。甘さもあるのでブリオッシュなどのパンにそのまま付けて食べたり
フランス菓子ではムースやショコラやバタークリームに混ぜたりします。
簡単なお菓子であれ ばロールケーキの挟む生クリームにプラリネを混ぜて
巻くと、一気にフランスの味になる、言わば調味料です。
ちなみにご参考迄に生クリームとプラリネの比率は2:1です。

■会津若松「Cafe Baku Table」店主のおすすめ

◯自然酒の料理酒 「旬味」ー仁井田本家(郡山)
郡山市田村町で自然酒を作る酒蔵、新井田本家さんの料理酒です。アミノ酸が多く含まれ、いつものお料理がぐっと味わい深くなる、手放せない1品後味まで発酵力を感じます。日本酒好きな私は、新井田本家のお酒に旬味を使ったあさりの蒸しで一杯が至福の時間です。

◯菜種油ー平出油屋(会津若松)
料理家ななかしましほさんも愛用の知る人ぞ知る会津の逸品。日ごろのリッチなお菓子に飽きたら、バターの代わりに菜種油を使ってみましょう。あら不思議、素材の味が引き立って、それだけで心が満たされます。お料理はサラダ油の代わりに使っていますが、お肌の調子が良いのはこの菜種油のおかげと思っています!

■北軽井沢「麦小舎」店主のおすすめ

◯はったい粉(麦こうせん)ー大西製粉(軽井沢)
軽井沢に移住する前は東京近郊に暮らしていて、それまでは「麦こがし」(はったい粉)というもの自体、見たこともありませんでした。
こちらに暮らしてみると、近くのスーパーに普通に売られていて(しかもたいていとても安く)、どんなものだろうと試してみたのです。全国的にはどうなのでしょう?
本来は、水で練って、練り飴のようにして食べるおやつのようのようですが、それ自体はちょっと食べずらい…そこでホットミルクに加えてみたら、麦の香ばしさと優しい甘さがぴったり!そこから自分なりにアレンジを加えたものが、今「麦小舎」でもお客様にお出ししている「麦こがしラテ」です。作り方は、初めに粒のままの麦茶用の麦を小鍋でしばらく濃いめに煮出し、そこに牛乳、麦こがしと黒糖を適量加えてしばらくコトコト。それだけなのですが、どこか懐かしい味(小さい頃に飲んだ「ミロ」にも似ています!)がするねと、意外にも男性の方にも好評です!

◯七味炒め油ー八幡屋磯五郎(長野市)
長野県や近郊では、どこに行ってもお土産として売られている超定番の八幡屋磯五郎の七味。
七味自体も、味のあるパッケージの缶や、小分けにされたパックもあるので、お土産にしても喜ばれますが、八幡屋さんはそれ以外にもちょっと変わったオリジナル調味料を販売しています。そのなかの個人的ヒットがこの「七味炒め油」。
ふだん、家庭用に作る料理は、どちらかといえばバーンとおおざっぱな炒め料理が多い私(笑)。そんな炒め料理でちょっとピリッとアクセントをつけたいなというときに、この油が大活躍!和風や中華風はもちろん、オリーブオイルとガーリックが主体なので、ペペロンチーノなどのパスタや、海老やあさりなどの洋風炒め料理にもよく合います。
下炒めにも、あとからできたお料理に香り付けでちょっと垂らしてみても。
これ一本で万能!の、七味専門店ならではの魔法の調味油です!

■東京 フードアーティスト中山さんのおすすめ

◯もろみーミツル醤油醸造元(福岡)
福岡県糸島市にある小さな醤油屋さん。いわゆる甘い醤油がスタンダードな九州で、昔ながらの樽仕込にチャレンジしています。城慶典さんがつくるお醤油「生成り。」は、材料をまるごと地元産にこだわって作った発酵業界でも話題の一品ですが、そのしぼる前を醤油麹ごと丸ごといただけるのが「もろみ」です。九州らしさが楽しめる一品。

◯甘酒ーミツル醤油醸造元(福岡)
福岡県糸島市にある小さな醤油屋さん。いわゆる甘い醤油がスタンダードな九州で、昔ながらの樽仕込にチャレンジしています。城慶典さんがつくるお醤油「生成り。」は、材料をまるごと地元産にこだわって作った発酵業界でも話題の一品ですが、醤油屋さんの質のいい麹を使っている甘酒がおすすめ。

■仙台「book cafe 火星の庭」店主のおすすめ

◯味の母ー味の一醸造株式会社(埼玉)
みりんの役割をする調味料。煮物でも麺や天ぷらのつゆ、唐揚げ、照り焼きのつけタレでもお
甘さを感じるほどにはしたくない私。「味の母」のさっぱりしたまろやかな甘みに助かっています。決して主張しないけど、ないともの足りない隠れた名脇役。
あと、みりんって入れると「料理した気分」が高まりますよね(笑)。

◯オイスターソースー李錦記
ちょっと入れると一気に中華っぽく豪華になります。
牡蠣が大好きなので、旨味を凝縮したオイスターソースは手元にあるとうれしい。
普通の野菜炒めでも入れちゃいます。ジャガ芋とも相性◎。
輸入食材でよく見かけるユ◯キは似て非なるもの、と思うのだけど。

■福島市「utsuwa.garalleyあんざい」店主のおすすめ

◯テンメンジャンーたべるとくらしの研究所(北海道)
福島では 新鮮な野菜が 何時も手に入ります。そして美味しい野菜をいかすのは 調味料が大切。
こだわりの食材で作られた(たべるとくらしの研究)のテンメンジャンは中華風味の甘味噌。
まずはそのままタレとして使うのがお勧めです。焼き野菜や、田楽。茹でた中華麺やうどんにそのまま和えて お手軽ジャージャー麺に。

◯ゆずこしょうーたべるとくらしの研究所(北海道)
柚子胡椒は、お刺身やお肉のソテーにしたものに つけて食べると 香りと辛味、塩分がちょうど良い。鍋や汁物、和え物、ドレッシングにと使ってみて下さい。

■渋谷 D&DEPARTMENT 「d47食堂 」キッチンスタッフのおすすめ

紅玉梅酢ー海の精
天日干しと釜炊きという昔ながらの製法で作られた伊豆大島の海塩、海の精。
奈良吉野や東紀州の有機梅と紀州の有機赤しそ、海の精で漬けた梅干しが出来る時にでる汁がこの梅酢です。
おにぎりを握る時の手塩を梅酢にしたり、カリフラワーやかぶなどを甘酢漬にすると梅の風味と共にかわいいピンク色に。一番のおすすめはからあげの下味に使うこと。本当にこれだけで、いい塩梅の香り良いからあげが出来ます。

◯天然真昆布ーこんぶ土居(大阪)
天下の台所、だし文化と呼ばれる大阪で、真摯に昆布と向きあい、出汁という日本の食文化の大切さを伝える昆布屋、土居さん。
出汁を取るのは難しいと思われがちですが、実は世界一簡単です。
数時間昆布を水につけ、火にかけ、沸騰直前で引き上げる。たったこれだけです。
お味噌汁や煮物以外にロールキャベツやミネストローネにも。出汁がらは、佃煮にしたり、刻んできんぴらにしたり、豚肉と炒めてクーブイリチーにしても美味しいですよ。
利尻や羅臼など数ある昆布の中で“真”の文字を与えられた真昆布は昆布の王様。函館の川汲浜でとれる天然真昆布は素晴らしいです。