旅をする漆の器

2014 年 12 月 20 日

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私達が喜多方に来て、早いもので4年が経とうとしています。
その間、会津でたくさんのアートに触れ、アーティストさんとの出会い、
交流する機会をたくさんいただきました。
「喜多方でお店をはじめて良かった」と思える出会いがあることは
幸せなことです。

喜多方に興味を持って度々訪れてくださっている多くの方々の中で、
筑波大学の宮原克人先生は、今年「人の集まりに、漆の器を貸し出す」プロジェクトを
進めていらっしゃいます。
≫筑波大学宮原研究室

喜多方の山林資源を使って、喜多方の技術者が作成した漆の器を
地域の方や喜多方を訪問された方に使っていただこう!というこのプロジェクト。
現在はまだ試作段階ではありますが、
作成された器は、どれもこれも手仕事の技とデザインが融合した
素晴らしい器に仕上がっています。

・喜多方、小田付通りにある渡部木材の木を使った大皿。
・喜多方私立図書館の近くにある平出竹材店で作られた、竹のカトラリー。
・喜多方を一望できる丘で作られてる雄国根曲がり竹細工保存会のみなさまが作った竹籠。
などなど…

その器たちを、試験的につきとおひさまで管理させていただくことになりました!
人の集まるイベントに、この漆の器をお貸しします。
お祝い事、収穫祭、食のイベントなど
様々なシーンでお使いいただけます。

詳細はこちらから

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先日の「よみがえりレシピ」上映会後の会津伝統野菜の試食会にて
この旅をする漆の器を使わせていただきました。

はじめてこんな贅沢な器を目にして、そして盛ってみて思ったのは
私の作った料理が一瞬で輝き、愉快で楽しい食卓が演出できる魔法のような器!
料理を作る私にとって
誇り高いものが出来上がってしまった!と大満足でした。

このプロジェクトをきっかけに
喜多方の伝統工芸を知る、触れる、伝える
お手伝いができたらと思ってます。

是非、使ってみてください!
「貸してください!」「見てみたいです!」と、興味を持たれた方は
店頭、お電話、メールでご相談、お申し込みください。
よろしくお願いいたします。